ミャンマー客車の番台別分類

 

ミャンマー国鉄の客車を番台別に分類する。

車番の前にある英字記号は必要がない限り省略している。

なお、本記事は各種資料・画像を基にした筆者独自の分類・考察である事をお断りする。

※随時、解説のリンクを追加していきます。

 

 

三桁番号のグループ

150?~310?:小型レールバスに牽引されるLRBT型客車

・801~843:ディーゼルカーRBE型等に牽引されるRBT型客車

901~959:ディーゼルカーの客車化改造車LBTX型

 

1000系列(明確な番台区分は不明、主に1950年代に導入した外国製車両が該当する)

・1001~1099?:木造二軸インスペクションカー(事業用客車)

1100番台:アッパークラスなど

・1201~1360:オーディナリークラス(ミンゲ工場製)

・1361~1420:オーディナリークラス(日本製、一部は車掌室付)

・1501~1600~1690?:オーディナリークラス(郵便車、緩急車も含む)

・1698~1720、1751~1784:アッパー・オーディナリークラス合造車(後に全室寝台車や格下げロングシート車に改造された)
・1721~1742:貫通型寝台車
1806~1817:アッパークラス (日本製)
・1881~1887:食堂車(日本製、格下げされた車両も存在する)

・1920~1932:郵便車

1952~1971:インスペクションカー(事業用客車)

・1900番台には、この他に貸切用客車も含まれている。

 

10000系列

10200~10391:オーディナリークラス(ミンゲ工場製リベット車体、一部ファーストクラス、貸切改造車あり)
・10392~10396:非貫通ファースト又はオーディナリークラス(雨樋なし車体)

10401~10460:オーディナリークラス(日本製)

10501~10510、10551~10592、10645~10669:荷物車
・10630~10638、10685~10694:オーディナリークラス・荷物合造車

10711~10755:ミンゲ工場製リベット車体のアッパークラス車(一部格下げあり)
・10756~10779:アッパークラス
10790~10806:寝台車
・10809~10820:アッパークラス(日本製)
・10831~10850:アッパークラス
・10851~10870:元制御客車?
・10871~10896:アッパークラス

10900~10924:食堂車

 

※11000番台は、有蓋貨車等に割り当てられている。それらのうちの一部は、客車代用として客車と同じ塗装を纏っているものもある。

 

12000系列

・12001~12096:オーディナリークラス(韓国、中国製、一部ノックダウン製造)
・12101~12144:オーディナリークラス(中国製)
・12151~12171:オーディナリークラス(インド製)
・12201~12210:ファーストクラス:(中国製)
・12211~12278:オーディナリークラス(2012年度製造車)

12301~312:アッパークラス(インド製、新造)
12313~12323:アッパークラス(元インド国鉄)
12351~12366~:アッパークラス(2015, 2018~2019年度製)

・12401、12402:全室郵便車
・12400番台:Reserved Car(囚人輸送車、改造によって編入された車両も含まれる)

12501~12529、12540~12593:オーディナリークラス(90年代後半に、中国・韓国資本によって新造された自動連結器装備の車両)

・12651~12676:寝台車(元中国昆河線)
・12681~12686:寝台車(新造)
12687~12695:寝台車(元インド国鉄)

・12700~12716:非貫通オーディナリークラス

12721~12748、12771~12796:アッパークラス(自動連結器装備、後者は元中国昆河線)

・12801~12804:貫通型寝台車
12851~12862:個室式寝台車BNCXE

・12901~12912:貸切車
12921~12930:寝台車(2016年度製)
12961,12962:食堂車(2014年度製)

 

13000系列

・13001~13081:中古車両(元中国昆河線)

・13101~:オーディナリークラス(2017、2019年度製造車)
13201~13228:オーディナリークラス(2014年度製造車)

13301~13320:ロングシート車(2013年度製造車)

 

14000系列

・14001~:オーディナリークラス緩急車(改造編入)

14101~:新型客車(四方製空気ばね台車の客車)

 

※14300番台以降は、長物車などの貨車に割り当てられている。

15000系列
・15001~15020:新型アッパークラス客車(2020年導入、韓国製冷房車)
・15101~15120:新型アッパークラス客車(2020年導入、韓国製非冷房)
・15121~15134:新型アッパークラス客車(2021年末導入・2022年運行開始、四方製)
・15201~:新型オーディナリークラス客車(2022年運行開始、韓国製非冷房車)

 

小型客車(上記系列を一回り小さくした車体、貨車の規格に相当)

GBHDT11000:ボギー有蓋車改造の客貨車
・40101~40121:アッパークラス・オーディナリークラス(一部ファーストクラス)
・GBHDT40000:ボギー有蓋車改造の客貨車
・SMBDT45000, 45200:サトウキビ車改造の客貨車
・60001~60011、60051~60054、60101~60105:事業用車Reserved Car		

・60251、60252:インスペクションカー

60301~60328:オーディナリークラス

・60501~60504:アッパークラス

 

※この他にもRBE改造の客車が存在する。また、元JR北海道の24系客車とレトロ客車は独自の付番方法が取られている。


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