LBTZ13300



2013年11月頃から、ヤンゴン地区で新製ロングシート客車が運行されている。

これらの客車はLBTZ13300番台と付番されており、20両が導入された。
このLBTZ13300形は、台枠や車体構造こそこれまで製作されてきた各種客車を踏襲しているものの、
やや中央寄りに設けられた片側二か所の乗降口が判別のポイントである。

これまでの編成の中間に連結されている編成や、この客車のみで組成された編成も存在する。

またこの車両は運行開始当初は「特別車」の扱いであり、2014年9月時点での一乗車の料金は200チャットであった(エアコン車は300チャット、普通の客車は100チャット)。ボックスシート車(長距離列車に用いられるクリーム色の車両と同型)と同じ扱いだった様だ。

2017年現在はヤンゴン近郊区間の運賃体系が変更となり、他のタイプと同じ扱いである。

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こちらは、LBTZ13301〜13306が連番で組成された編成で、2014年3月に撮影したもの。なお、同編成は2014年9月以降ラッピングが施されている。


こちらは既存の編成の中間に連結されている例。塗装はヤンゴン地区のロングシート車に塗られているものと同じだ。

車内を見る。プラスチック製のロングシートが両側に設置されている。窓ガラスはなく、雨除けの鎧窓のみが装備されているのもこれまでのロングシート車と同様だ。
また、貫通路も備わっているものの、既存のロングシート車が改造の際に貫通路を塞いでしまっているので、利用機会は限られるのが現状だ。


ヤンゴン地区の路線図。まだ臨港線は描かれていない。

配電盤らしき箱。新品ではないようだ。

連結器は既存の車両と併結する事もあってか、ABC型と呼ばれるものが採用されている。


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