BDUEZ1100

 

等級:アッパークラス
製造年:不明
製造両数:不明
製造事業者:不明
連結器:ABC

1950年代以降、ミャンマー国鉄は戦災からの復旧・近代化のために多数の鉄道車両を導入した。
客車においては、鋼製車体のボギー車を海外のメーカーより購入し、ヤンゴン〜マンダレーなどの幹線に投入した。
これらの車両はリベットなしの車体で、雨樋を有していたという共通点がある。
資料が乏しいため製造年やメーカーの特定は困難であるが、
本ページの1100番台のアッパークラス車も、おおよそ1950〜60年代に投入されたものと考えられる。
最古参グループに属しながらも、美しく整備されて運行中の車両も多い。
長距離の旅客列車に連結されていることが多い。

(1)BDUEZ1141~1145


製造年・メーカー共に不詳のグループ。
窓の間隔が不規則である点から、製造当初はアッパークラス以外の室内仕様であった可能性もある。
光の当たり方によっては窓の上に溶接痕が見られ、かつてはより開口部の大きい窓であったのかもしれない。

台枠は大半のフルサイズ客車が採用している魚腹状の構造を取っておらず、トイレも一か所のみ(通常の大型客車は二か所)のみの設置である点も特徴。

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室内は4列のリクライニングシートが対面で固定されている。車両の扱いは10700番台初期車などと同じようだ。
飴菓子を連想するレバーが備え付けられており、これを引っ張る事でリクライニングを調節できた模様。現在は故障している。
背もたれもいくつか種類があり、歴史の流れを随所に見る事ができる。

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車端部のトイレ+洗面台という仕様がまだ確立されておらず、デッキと客室の間に設置されている。

(2)BDUEZ1192~1196


寝台車のBNUEZ10796〜10808と同時期に導入されたと思われるグループ。
窓上部の隅が丸くなっており、かまぼこの様な開口部が特徴。
5両が在籍している。


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