BISE1900

 

等級:事業用車
製造年:1957年
製造両数:20両(1952〜1971)
製造事業者:近畿車輌
連結器:ABC連結器

要人が鉄道で移動する際に連結される車両である。インスペクションカーと呼ばれ、形式の'I'はそれを意味している。
車内は4名分の寝台を備え、給仕室も設けられている。妻面には2枚の窓が設けられており、MRとしては珍しい仕様である。
車体長も短く、山岳区間でも運行できるよう貨車の規格に合わせられているものと考えられる。
台車は当時導入が進められていた近畿車輌製シュリーレン式KD-35を装備する。
主要な駅構内の側線などに留置されており、外装も比較的きれいな状態を維持するように扱われている。

RBEの導入が進んだ2000年代後半以降、新線開通式典をはじめとする要人の移動には特別仕様のRBEが用いられることが主となっている。
しかしながら、2010年代にも本形式は各地の拠点駅構内で見かけた。

BISE1960 パコック駅にて撮影。

BISE1962 ピンマナ駅にて撮影。2014年当時は2010年代前後に見られた細帯のないツートンカラーが少数ながら残存していた。

BISE1965 マンダレー駅にて撮影。

BISE1967 モーラミャイン駅にて撮影。

 


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