全室荷物車BBEZ形
荷物車は緩急車として旅客・貨物列車の最後尾に連結されている光景をよく見かける。
ここでは全室荷物車について紹介する。
１．現況
現在運行されている全室荷物車は、その多くは1990年代末から2010年代にかけて数次に渡り増備された車両で、車齢は比較的若めである。
形式はBBEZ10500番台、10600番台となっている。
かつて荷物車はオーディナリークラスなどとの合造のものが多く在籍していたと判断できる資料もあるものの、現在は全室タイプのものが多数を占める。
用途は荷物（貨物）輸送の他、編成最後尾の緩急車として使用されている事が多い。車掌室付貨車が本形式の代替として連結されているケースもある。
２．バリエーション
��BBEZ10645〜10654
1987〜1988年に生産された車両。すでに標準となっていた、リベットと雨樋のない車体である。以降に製造された車両の基となったのは間違いない。
全室荷物車の新造車としては本グループが一般営業車の最古参となっている。
��BBEZ10655〜10664
1995年に製造された。BDF（T）EZ12201〜12210と同様に、若干車体裾が延長され、窓枠の処理が変更されているグループ。車掌室の寸法や明かり窓の形状が他と異なる。
3両は自動連結器を装備しているとの事。
��BBEZ10501〜10510,10551〜10570
1998年に30両が増備されたグループ。
MR公式サイトには、1997年から翌年にかけて、韓国輸出入銀行・対外経済協力基金（EDCF） による援助で70両の客車がミンゲ工場にてノックダウン生産されたというデータがあり、
本グループも該当する可能性が高い。
※前者は1999〜2000年、後者は2005〜2006年製造とする資料もある。
10501〜10510は自動連結器、10551〜10570はABC型連結器を装備する。
��BBEZ10571，10572
BDTEZ12151〜やBDUEZ12301〜と同じ、車体の裾が丸く絞られたインド国鉄の工場で製作された車両。
2006年に2両のみが導入された。
��BBEZ10573〜10592
2011年にミンゲ工場にて20両が製造された（MR公式サイトによると、2011〜12年の間に緩急車が20両増加している）。
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��BBEZ10665〜10669
荷物車の無い新型客車が導入されている、2016年に製造された最新グループ。
自動連結器を装備し、牽引機が同年導入のDF2000に変更となったヤンゴン〜マンダレーの3UP/4DN等に連結されている。
・主要参考資料
MR公式サイト
MR制作と思われるPDF資料（about_dep）※検索サイトからアクセス可能
YUTRA Pre-feasibility study on the Yangon circular railway modernization project -final report