DF1600

アルストムのDF1200形の派生形であるDF1600は、ミャンマー国内で広く使用されている。
北はミッチーナーから南はダウェーまで、DRC, MLG, MLM, TGO, TZI (ターズィ), MDY, PKU (パコック) そして KLY (カレー)の各機関区に所属する機関車が様々な列車を牽引している。
DF1600は1971年から1979年まで3回に分けて合計45両が導入された。

当時は液体式の汽車会社やクルップ社と機関車においては競合していたが、電気式であるアルストム社の機関車も引き続き多数が導入されている。

各タイプ間の差異はあまり大きくない。しかし1980年代以降本形式は機関を最新のものに更新しており、
また車体や台枠を含め、全般検査等の際に機関車間で取り換えているため、オリジナルの仕様は分かりずらくなっている。

          DF1600諸元(原仕様)

形式・車番 DF1601~10 DF1611~24 DF1625~45
動力伝達方式 電気式
運行開始年 1971 1974 1979
車体 箱型両運転台
軸配置 Bo-Bo-Bo
運転整備重量(トン) 75.1 73.1 73
連結面間距離(mm) 14789 15204
車体長(mm) 13392 13400
車体屋根高(mm) 3450
車体幅(mm) 2768
最高速度(km/h) 90.1
エンジン形式 V16BZSHR
機関出力(馬力) 1600
最大引張力(kg) 24065 25492
定格牽引力(kg) 17539 17845

"YUTRA pre-feasibility study on the Yangon circular railway modernization project - final report"より。

DF1606

DF1606(MLM?)
イェ〜ダウェーの山岳区間の列車を牽引。

DF1611

DF1611(TZI)
シュエニャウン行きの9UPを牽引。
本機は機関を2000馬力のものに更新している。

DF1618(MLG)
ヤンゴン地区の近郊列車のうち、マルァゴン機関区持ちの運用を牽引していた。

DF1627

DF1627(DRC)
ヤンゴン地区の近郊列車の他、ピィ線の中距離列車も牽引する。

DF1635

DF1635(MLG)
ピィ〜チミダインの64DNを牽引している時の様子。

DF1642(KLY)
ハンタワディ〜ガンゴー間の140DNを牽引。

DF1645 at ABYA station

DF1645(MLG)
モーラミャイン〜ヤンゴンの列車を牽引。


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