1962年の時刻表

2019年に管理人はネピドー駅構内のボアタニア・ホールに設置の鉄道博物館を見学し、収蔵されている資料の閲覧・複写を実施した。
その際に1962年11月改正の時刻表を閲覧することができたので本ページで随時紹介する。

時刻表は路線・種別毎に各駅の発着・通過時刻が掲載されていた。本ページではこれを基に表記を極力改めることなく時刻表の再構成を試みた。
また、一部線区の貨物列車についても主要駅の発着時刻が掲載されていた。
列車番号や上り下りの概念は現在とは大きく異なっているのが特徴の一つである。
また発行時期はスィッタン川橋梁の完成間近であり、橋の前後での渡船連絡の時刻についても掲載されている。

※文字起こしにあたって、各線区がわかりやすいように表の掲載順を原著から一部改めている点ご容赦下さい。


1.ラングーン・マンダレー線時刻表
 出典には通し運行の列車と区間列車とで表が分けられていた
。斜字体の駅名は後者の区間列車の表にのみ掲載されている駅である。
支線へ直通する列車についても、当路線内の区間の時刻を掲載している。
特にマンダレー側の他線区からの直通列車はマンダレー行きがDown下りとなっており、ラングーン川からの列車と反対である。
これは北側に向かって運行する列車を上り、南方向への列車を下りとしていることによるものであると考えられる。ミッチーナー方面やラーショー線についても、マンダレーへ向かう列車はおおむね南側に向かって走行することとなる。

2.レパダン〜タラウォー線、タラウォー〜ヘンザダ間フェリー時刻表
 タラウォー支線はヤンゴン直通1往復、支線内2往復の計3往復が運行されていた。
エーヤワディ川を渡るタラウォー〜ヘンザダ(ヒンタダ)間のフェリーは3往復、ヒンタダ港〜ヒンタダ駅のシャトル列車は4往復の運行。
全てのフェリー便が鉄道に接続するわけではなく、特にヒンタダ→レパダン方向は2便しか接続していない。
この他にも両岸間には民間の渡し船や私有のボートによる往来が多くあったものと想像する。

  151UP 23UP 153UP Station/Miles 152DN   24DN 154DN
4:50 Rangoon 18:30
8:29 Letpadan 14:40
6:05 8:44 14:55 77.25 9:55 14:10 18:25
6:20 8:59 15:10 Nyaungwaing 9:39 13:55 18:10
6:21 9:00 15:11 81.75 9:38 13:54 18:09
6:39 9:18 15:29 Gamonzeik 9:20 13:36 17:51
6:40 9:22 15:30 87 9:15 13:35 17:50
6:43 9:25 15:33 Gamonzeik Bridge 9:12 13:32 17:47
6:44 9:26 15:34 87.5 9:11 13:31 17:46
6:57 15:47 Thanbyuyon 8:58 17:33
6:58 15:48 91.5 8:57 17:32
7:09 15:59 Kanyintoe 8:46 17:21
7:10 16:00 94.1 8:45 17:20
7:16 9:53 16:06 Zibyugon 8:39 13:04 17:14
7:17 9:54 16:07 95.5 8:38 13:03 17:13
7:35 10:12 16:25 Tharrawaw 8:20 12:45 16:55
100.75
Ferry 1 Ferry 3 Ferry 5   Ferry 2 Ferry 4 Ferry 6  
8:10 10:30 16:40 Tharrawaw Shore 7:15 10:00 12:25
8:55 11:15 17:25 Henzada Shore 6:30 9:15 11:40
Shuttle 1 Shuttle 3 Shuttle 5 Shuttle 7   Shuttle 2 Shuttle 4 Shuttle 6 Shuttle 8
6:30 9:15 11:40 17:35 Henzada Shore 6:15 8:45 11:25 17:15
6:45 9:30 11:55 17:50 Henzada 6:00 8:30 11:10 17:00


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